※本サイトで使用したスチール写真の著作権は東映にあります。
無断転載はご遠慮ください。 |
|
曽我兄弟 富士の夜襲
|
|
1956年/東映京都/111分/カラー/スタンダード |
監督:佐々木康 原作:五都宮章人 脚本:八尋不二 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:万城目正/出演:東千代之介、大友柳太朗、大川橋蔵、高千穂ひづる、三笠博子、片岡栄二郎、原健策、北大路欣也、花柳小菊、三世中村時蔵、月形龍之介、片岡千恵蔵 |
錦・千代映画の集大成的作品。兄の十郎に静の千代之介、弟・五郎に動の錦之助を配したキャスティングは、まさに適役といえる。脇を固める重要な役どころの月形、花柳小菊、三世時蔵らの俳優陣の演技も見応えあり。いつの時代にも万人の胸をうつ感動作。 |
|
独眼竜政宗
|
|
1959年/東映京都/88分/カラー/シネスコ |
監督:河野寿一 脚本:高岩肇 撮影:坪井誠 美術:鈴木孝俊 音楽:鈴木静一/出演:月形龍之介、佐久間良子、大川恵子、岡田英次、浪花千栄子、山形勲、佐々木孝丸、大河内傳次郎 |
群雄割拠の戦国時代における陸奥の覇者・伊達政宗の青春時代。秀吉の内意により放たれた刺客のために片眼を失った政宗は、自分の身分を知らぬ炭焼き老人のもとに身を寄せるうち、両眼のときには見えなかったものが見えてくる様になる。青年政宗が一国の城主として成長していく姿を描く。
|
|
|
|
浪花の恋の物語
|
|
1959年/東映京都/105分/カラー/シネスコ |
監督:内田吐夢 原作:近松門左衛門 脚本:成沢昌茂 撮影:坪井誠 美術:鈴木孝俊 音楽:富永三郎/出演:有馬稲子、千秋実、浪花千栄子、花園ひろみ、白木みのる、植木千恵、雪代敬子、東野英治郎、進藤英太郎、田中絹代、片岡千恵蔵 |
近松の「冥土の飛脚」の映画化。飛脚問屋の養子忠兵ヱと遊女梅川の純愛悲恋。生粋の東京っ子の錦之助が上方の和事の世界に意欲的に取り組む。実際の事件のリアルな描写と、事件を見守る作者近松が劇化した舞台が描かれる。千恵蔵の近松の厳しいが温かな眼差しは、内田監督自身の眼にほかならない。 |
|
|
|
隠密七生記
|
|
1958年/東映京都/97分/カラー/シネスコ |
監督:松田定次 原作:吉川英治 脚本:結束信二 撮影:川崎新太郎 美術:川島泰三 音楽:深井史郎/出演:東千代之介、美空ひばり、桜町弘子、長谷川裕見子、月形龍之介、大河内傳次郎 |
尾張家に所蔵される、将軍後継者に関する前将軍家の御遺言状が、幕府隠密に奪われる。それを取り戻さんとする尾張藩と公儀の暗闘。友情に結ばれながら敵対関係の立場から刃を交える宿命の二人、椿源太郎と相楽三平。三平を慕う源太郎の妹・信乃。一枚の御遺言状を巡るドラマ。
★「錦之助映画ファンの会」による寄贈ニュープリント |
|
「薄雪太夫」より 怪談千鳥ヶ渕
|
|
1956年/東映京都/68分/カラー/スタンダード |
監督:小石栄一 原作:北條秀司 脚本:八尋不二 撮影:三木滋人 美術:川島泰三 音楽:飯田三郎/出演:千原しのぶ、浪花千栄子、吉田義夫、明石潮、若水美子、浦里はるみ、山形勲 |
深い仲の薄雪太夫と美之助はこの世で添い遂げられぬならと心中を図るが、死んだのは女だけで男は生き残ってしまう……。錦之助主演映画で初めてのカラー作品。怪談といってもおどろおどろしさはなく、当時の夢見るようなイーストマンカラーの美しさを生かした幻想的な仕上がりになっている。 |
|
|
|
弥太郎笠
|
|
1960年/東映京都/96分/白黒/シネスコ |
監督:マキノ雅弘 原作:子母澤寛 脚本:観世光太、村松道平
撮影:三木滋人 美術:桂長四郎 音楽:鈴木静一/出演:丘さとみ、東千代之介、千秋実、日高澄子、田中春男、原健策、加賀邦男、藤田進、大河内傳次郎 |
旅鴉のりゃんこの弥太郎は、松井田の虎太郎の娘お雪の為に一計を案じるが、かえって虎太郎は殺される。祭囃子の流れる中、復讐を誓う弥太郎。子母澤寛原作の股旅物。過去何度か映画化された中でも白眉となる傑作。情緒纏綿マキノ節。錦之助ファンの間では圧倒的支持率を保つ作品。 |
|
殿さま弥次喜多
|
|
1960年/東映京都/79分/カラー/シネスコ |
監督:沢島忠 脚本:鷹沢和善、田村弘教 撮影:坪井誠 美術:井川徳道 音楽:鈴木静一/出演:中村賀津雄、美空ひばり、丘さとみ、杉狂児、渡辺篤、田中春男、千秋実、雪代敬子、薄田研二、大河内傳次郎 |
江戸時代からすでにあったか(?)次代将軍をめぐるスクープ大合戦。唄う女事件記者、キュートな焼き芋屋娘、男伊達等が交錯する中、瓦版屋臨時店員の尾州紀州の殿さま二人がまたまた起こす大騒動。スラップスティックコメディ時代劇。“サムライバカボンド“と称されアジア喜劇映画祭受賞。シリーズ完結篇。 |
|
|
|
浅間の暴れん坊
|
|
1958年/東映京都/82分/カラー/シネスコ |
監督:河野寿一 脚本:村松道平 撮影:坪井誠 美術:桂長四郎 音楽:高橋半/出演:丘さとみ、長谷川裕見子、大川恵子、原健策、片岡栄二郎、三島雅夫、山形勲、夏川静江、薄田研二 |
旅人の伊太郎は恩を受けた親分への義理から、親分の女を連れて逃げた男を斬るが、実は女はその男の女房だった。後の錦之助の長谷川伸映画三部作につながる、哀愁をたたえた股旅もの。故郷の母親の夏川静江に恋人を預け、きっと帰ってくるからと言って去っていく伊太郎。劇中主題歌ディック・ミネ。 |
|
真田風雲録
|
|
1963年/東映京都/91分/カラー/シネスコ |
監督:加藤泰 原作:福田善之 脚本:福田善之、小野竜之助、神波史男 撮影:古谷伸 美術:井川徳道 音楽:林光/出演:渡辺美佐子、ジェリー藤尾、ミッキー・カーチス、本間千代子、花柳小菊、原田甲子郎、田中邦衛、佐藤慶、千秋実 |
福田善之の戯曲の映画化。歌、パロディ、ドタバタありの異色時代劇。特殊能力故の孤独に強がるも内心は仲間を求める佐助ら、外見のデタラメさとは裏腹に真剣に生き、そして死んでいく戦災孤児の真田隊の物語。時代劇監督加藤泰が粘りに粘って真面目に撮りあげた、おかしくも哀しく切ない永遠の青春映画。 |
|
|
|
ちいさこべ 第一部 第二部
|
|
1962年/東映京都/171分/カラー/シネスコ |
監督:田坂具隆 原作:山本周五郎 脚本:田坂具隆、鈴木尚之、野上龍雄 撮影:坪井誠 美術:桂長四郎 音楽:伊福部昭/出演:江利チエミ、中村賀津雄、桜町弘子、千秋実、伊藤敏孝、木暮実千代、夏川静江、山本礼三郎、東千代之介 |
大火で両親を失った大工の若棟梁・茂次は、悲しみを乗り越え独力で大留の再建を図ろうとして頑なになるが、火事で焼け出された孤児達や下働きのおりつなど様々な人との関わりの中で、人間は一人では生きてはいけないことを学ぶ。茂次の心が徐々に変わり成長してゆく過程が丹念に描かれる。 |
|
|
|
|