中村錦之助・映画祭り

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笛吹童子 第一部 どくろの旗
錦之助写真・笛吹童子
1954年/東映京都/47分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:福田蘭童/出演:東千代之介、大友柳太朗、田代百合子、楠本健二、清川荘司、河部五郎、月形龍之介
丹波の国、満月城の城主丹羽修理亮は野武士の赤柿玄蕃一党に滅ぼされ、修理亮の遺児で明国留学中の萩丸と菊丸の兄弟は急ぎ帰国する。戦後時代劇映画期待の新星、錦之助、千代之介が銀幕初共演。♪ヒャラリヒャラリコの主題歌にのって全国の少年少女を熱狂させたラジオ放送劇、待望の映画化。
笛吹童子 第二部 妖術の斗争
錦之助写真・笛吹童子
1954年/東映京都/43分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:福田蘭童/出演:東千代之介、大友柳太朗、高千穂ひづる、田代百合子、楠本健二、千石規子、月形龍之介
父の仇、玄蕃を討たんとした萩丸は逆に捕らえられ、悪魔の乗り移ったどくろの面をかぶせられてしまう。菊丸は悪魔の面に打ち克つ白鳥の面の製作にかかる。大江山の霧の小次郎や黒髪山の提婆、不思議な美少女胡蝶尼ら、妖怪変化も入り乱れての妖術合戦は、当時の手づくりの特撮の楽しさが満載。
笛吹童子 完結篇 満月城の凱歌
錦之助写真・笛吹童子
1954年/東映京都/56分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:福田蘭童/出演:東千代之介、大友柳太朗、高千穂ひづる、田代百合子、かつら五郎、千石規子、月形龍之介
赤柿玄蕃ら邪悪のされこうべ党に対すべく、遂に正義の白鳥党は立ち上がり、玄蕃の手を逃れた萩丸が党首に。一方、どくろの面を入手した霧の小次郎は次第にその面に支配されて…。この三部作の大ヒットで日本中に忽ち錦・千代ブーム起り、アプレ小次郎の大友と共に少年少女のアイドルとなる。
新選組鬼隊長
錦之助写真・新撰組鬼隊長
1954年/東映京都/114分/白黒/スタンダード
監督:河野寿一 原作:子母澤寛 脚本:高岩肇、結束信二 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:深井史郎/出演:片岡千恵蔵、東千代之介、田代百合子、喜多川千鶴、原健策、月形龍之介
子母沢寛原作によるシリアスな新選組映画。隊長・近藤勇(千恵蔵)を中心に据え、激しく揺れる時代の波の中でひたむきに生きる各隊士の姿を描く。錦之助は沖田総司に扮し、近藤を師と一途に慕い最後まで共に戦う事を願いながら病に散る青年を、若者らしい素直さと清々しさをもって演じる。
新諸国物語 紅孔雀 第一篇那智の小天狗
錦之助写真・紅孔雀
1954年/東映京都/57分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半/出演:高千穂ひづる、吉田義夫、三条雅也、山手弘、西条鮎子、和田道子、岸井明、大友柳太朗
秘宝を伝える紅孔雀の鍵をめぐって、邪悪のされこうべ党と正義の白鳥党が戦う「新諸國物語」シリーズ第三話を、錦・千代・大友を擁する東映が映画化。那智の代官・嘉門の子息小四郎は、網の長者の娘久美と出会うが、妖術使い一角が久美に目をつける。長者は嘉門に紅孔雀の鍵を強要するが……。
新諸国物語 紅孔雀 第二篇呪の魔笛
錦之助写真・紅孔雀
1955年/東映京都/56分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半/出演:東千代之介、高千穂ひづる、吉田義夫、三条雅也、山手弘、星美智子、毛利菊枝、大友柳太朗
崖下へ落ちた紅孔雀の鍵は、謎の浪人五升酒の猩々によって再び海中へ没し、小四郎は行方知れずの父を捜しに旅に出る。海賊にさらわれた久美は逃れて浮寝島へ行くが、そこには盲目の浮寝丸と怪しい老婆の黒刀自が待ち受けていた。花の島に流れ着いた風小僧は鍵を見つけ……。波瀾万丈の第二篇。
   
新諸国物語 紅孔雀 第三篇月の白骨城
錦之助写真・紅孔雀
1955年/東映京都/53分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半/出演:東千代之介、高千穂ひづる、三条雅也、山手弘、植木千恵、星美智子、毛利菊枝、大友柳太朗
一角に捕らえられた小四郎は父と再会するが、嘉門はさらに別の場所に隠される。毒で心を変えられた久美は小四郎の命を狙うが果たせず、正気と悪心の間で悩む。久美を救えなかったことで自責の念に苦しむ浮寝丸。小四郎は自分が白鳥党の党首に生まれたと知る。往年のスター市川百々之助が出演。
新諸国物語 紅孔雀 第四篇剣盲浮寝丸
錦之助写真・紅孔雀
1955年/東映京都/54分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半/出演:東千代之介、高千穂ひづる、三条雅也、山手弘、植木千恵、星美智子、毛利菊枝、大友柳太朗
「小四郎を殺す!」と叫ぶ久美。敵の本拠地、浮寝島に乗り込んだ小四郎。自らの運命に苦しむ浮寝丸は一度は猩々のことばに救われるが、再びされこうべ党の党首として、白鳥党の小四郎と宿命の対決の場を迎える。錦之助VS千代之介、勝ち残るは果してどちらか?いよいよ物語は佳境へと進む。
   
新諸国物語 紅孔雀 第五篇廃墟の秘宝
錦之助写真・紅孔雀
1955年/東映京都/53分/白黒/スタンダード
監督:萩原遼 原作:北村寿夫 脚本:小川正 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半/出演:東千代之介、高千穂ひづる、吉田義夫、三条雅也、山手弘、毛利菊枝、大友柳太朗
物語は遂に大団円を迎える。紅孔雀の宝を手にする者はされこうべ党か白鳥党か。小四郎の父は何処にいるのか。久美の心は元に戻るか。浮寝丸の運命は。本五部作の爆発的大ヒットを元に、戦後の新興会社・東映は一気に日本映画界を席巻、“時代劇は東映”を看板に黄金期を築き上げてゆく。
曽我兄弟 富士の夜襲
錦之助写真・曽我兄弟
1956年/東映京都/111分/カラー/スタンダード
監督:佐々木康 原作:五都宮章人 脚本:八尋不二 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:万城目正/出演:東千代之介、大友柳太朗、大川橋蔵、高千穂ひづる、三笠博子、片岡栄二郎、原健策、北大路欣也、花柳小菊、三世中村時蔵、月形龍之介、片岡千恵蔵
錦・千代映画の集大成的作品。兄の十郎に静の千代之介、弟・五郎に動の錦之助を配したキャスティングは、まさに適役といえる。脇を固める重要な役どころの月形、花柳小菊、三世時蔵らの俳優陣の演技も見応えあり。いつの時代にも万人の胸をうつ感動作。
   
新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻
錦之助写真・七つの誓い
1956年/東映京都/72分/カラー/スタンダード
監督:佐々木康 原作:北村寿夫 脚本:佐々木泰 撮影:三木滋人 美術:鈴木孝俊 音楽:山田栄一、福田蘭童/出演:東千代之介、千原しのぶ、大川橋蔵、伏見扇太郎、丘さとみ、波島進、三条雅也、片岡栄二郎、吉田義夫、加賀邦男、坂東簑助 、月形龍之介
カラコジア王国の再建を誓う同志達と七つの十字形。王国の秘宝を狙う山賊オンゴと、彼に加担し将軍家乗っ取りを企てる日本の悪者達。異国情緒溢れる波瀾万丈の物語で「新諸國物語」初のカラー作。錦・千代を中心に、扇太郎、橋蔵等東映若手時代劇スター総出演。
新諸国物語 七つの誓い 奴隷船の巻
錦之助写真・七つの誓い
1957年/東映京都/61分/カラー/スタンダード
監督:佐々木康 原作:北村寿夫 脚本:佐々木泰 撮影:三木滋人美術:鈴木孝俊 音楽:山田栄一、福田蘭童/出演:東千代之介、千原しのぶ、大川橋蔵、伏見扇太郎、波島進、片岡栄二郎、三笠博子、浦里はるみ、吉田義夫、加賀邦男、坂東簑助 、月形龍之介
捕らわれた五郎達は奴隷として孤島へ送られ、日本では王位継承者桜子姫の指輪に記された秘宝をめぐり悪人達が暗躍。七つの十字形が揃う日はいつか。謎の黒覆面は敵か味方か。巨人力士(羅生門)と五郎の対決など、手に汗握る冒険活劇第二篇。チーフ助監督加藤泰。
   
新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻
錦之助写真・七つの誓い
1957年/東映京都/73分/カラー/スタンダード
監督:佐々木康 原作:北村寿夫 脚本:佐々木泰 撮影:三木滋人美術:鈴木孝俊 音楽:山田栄一、福田蘭童/出演:東千代之介、千原しのぶ、大川橋蔵、波島進、片岡栄二郎、三笠博子、山形勲、吉田義夫、加賀邦男、徳大寺伸、坂東簑助 、月形龍之介
舞台は日本へと移る。幕府に取り入り王国の正統を騙るオンゴ。悪の手先の妖術使いも現われ、同志達は窮地に立つ。哀れ刑場の露と消えるか桜子姫。愛の王国カラコジアの再建はどうなるのか。全国の少年少女に夢と勇気と希望を紡ぎ、物語はいよいよ大団円へ。
水戸黄門
錦之助写真・水戸黄門
1957年/東映京都/98分/カラー/シネスコ
監督:佐々木康 原作:直木三十五 脚本:比佐芳武 撮影:吉田貞次 美術:鈴木孝俊 音楽:万城目正/出演:月形龍之介、大川橋蔵、東千代之介、大友柳太朗、千原しのぶ、長谷川裕見子、入江たか子、進藤英太郎、大河内傳次郎、市川右太衛門、片岡千恵蔵
月形龍之介の映画生活三十八周年を記念して作られた東映オールスター映画。月形黄門が千代之介の助さん、橋蔵の格さんを従え、高田藩お家騒動の解決に力を貸す。錦之助は男気から高田藩の関根弥次郎(右太衛門)を助ける江戸っ子の巾着切り宇之吉。既に二枚目半役を自家薬籠中の物としている。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
任侠東海道
錦之助写真・任侠東海道
1958年/東映京都/105分/カラー/シネスコ
監督:松田定次 脚本:比佐芳武 撮影:川崎新太郎 美術:川島泰三 音楽:深井史郎/出演:片岡千恵蔵、東千代之介、大川橋蔵、大友柳太朗、伏見扇太郎、花柳小菊、千原しのぶ、長谷川裕見子、進藤英太郎、山形勲、薄田研二、月形龍之介、市川右太衛門
『任侠清水港』に続き、松田・比佐・川崎の黄金トリオでおくる、東映オールスター任侠シリーズ第二弾。千恵蔵の次郎長を中心に、大友の大政、千代之介の大瀬の半五郎、橋蔵の増川仙右衛門。錦之助は次郎長一家で誰よりも威勢のいい桶屋の鬼吉。後半の見せ場は右太衛門の吉良の仁吉の荒神山。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵フィルム
源氏九郎颯爽記 白狐二刀流
錦之助写真・源氏九郎颯爽記
1958年/東映京都/87分/カラー/シネスコ
監督:加藤泰 原作:柴田錬三郎 脚本:加藤泰 撮影:坪井誠 美術:塚本隆治 音楽:高橋半/出演:大川恵子、ヘレン・ヒギンス、丘さとみ、里見浩太朗、上田吉二郎、杉狂児、河野秋武、岡譲司
白装束の美剣士・源氏九郎シリーズ第二作。一作目以上に監督加藤泰カラーが濃厚で、通常の宝探しの時代劇と思って見ると戸惑うかも。予定されていた錦之助とヘレン・ヒギンスのキスシーンは会社の大反対で中止となるも、次作『風と女と旅鴉』長谷川裕見子で実現させているところはサスガだ。
   
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